楽しく磨いてむし歯ゼロ!子どもの歯磨き粉選び、これで完璧!
「うちの子、歯磨き嫌いで困ってます…」「どんな歯磨き粉を選べばいいのか分からない」
そんな悩みを持つパパママ、多いのではないでしょうか?子どもの歯は、大人と比べてとてもデリケート。
むし歯になりやすく、一度むし歯になってしまうと、その後の歯並びや全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。
だからこそ、毎日の歯磨きはとっても大切!そして、歯磨きを楽しく続けるためには、「歯磨き粉選び」が実はとっても重要なんです。
今回は、子どもの歯磨き粉を選ぶ際のポイントから、年齢別のおすすめ、さらに歯磨きを嫌がる子へのマル秘テクニックまで、盛りだくさんの内容でお届けします。
この記事を読めば、きっとお子さんにぴったりの歯磨き粉が見つかり、歯磨きタイムが親子の楽しいコミュニケーションの時間に変わるはずですよ!
Contents
なぜ子どもの歯磨き粉選びが重要なの?
大人の歯磨き粉を子どもに使っても大丈夫?そう思われる方もいるかもしれません。
しかし、子どもの歯磨き粉には、子どもならではの理由で選ぶべきポイントがたくさんあります。
フッ素の濃度が違う!
フッ素は、歯を強くしてむし歯になりにくくする効果がある、まさに「むし歯予防のヒーロー」です。
しかし、フッ素の濃度が高すぎると、フッ素症といって歯に白い斑点ができる可能性があります。子どもの歯磨き粉は、年齢に合わせて適切なフッ素濃度に調整されています。
泡立ちが少ない!
大人の歯磨き粉は泡立ちが良いものが多いですが、子どもはうがいがまだ上手にできないことがあります。
泡立ちが多いと、泡で口の中がいっぱいになり、磨き残しやすくなったり、歯磨きを嫌がったりする原因になります。子どもの歯磨き粉は、泡立ちが控えめに作られているものが多いです。
味や香りが工夫されている!
「辛い」「ミントの味が苦手」といった理由で歯磨きを嫌がる子どもは少なくありません。
子どもの歯磨き粉は、フルーツ味やキャラクターのパッケージなど、子どもが「おいしい!」「楽しい!」と感じるような工夫が凝らされています。
研磨剤が少ないので歯を傷つけにくい!
子どもの乳歯や生えたての永久歯は、エナメル質が薄く傷つきやすいです。
研磨剤が多く含まれている歯磨き粉だと、歯を傷つけてしまう可能性があります。子どもの歯磨き粉は、研磨剤の有無や種類に配慮されていることが多いです。
子どもの歯磨き粉を選ぶ3つのポイント
では、具体的にどんな点に注目して歯磨き粉を選べば良いのでしょうか?
1. フッ素配合の有無と濃度
先ほどもお伝えした通り、フッ素はむし歯予防に欠かせない成分です。
特に、生えたての歯はフッ素を取り込みやすいので、積極的にフッ素配合の歯磨き粉を選びましょう。
フッ素濃度500ppmF(乳幼児向け):うがいがまだ上手にできない赤ちゃんや、歯が生え始めたばかりの子どもにおすすめです。飲み込んでしまっても安全な濃度に設定されています。
フッ素濃度950ppmF(幼児~就学前):うがいができるようになってきた子どもにおすすめです。効果的にむし歯予防ができます。
フッ素濃度1450ppmF(6歳以上):永久歯が生え始めた子どもや、むし歯のリスクが高い子どもにおすすめです。大人と同じフッ素濃度ですが、子どもの使用量を守って使いましょう。
ポイント!日本小児歯科学会では、年齢に応じたフッ素濃度を推奨しています。迷ったら、かかりつけの歯医者さんに相談してみるのも良いでしょう。
2. 味と香り
「歯磨き粉はまずいもの」というイメージがついてしまうと、歯磨き自体を嫌がる原因になります。
子どもが「これなら使ってみたい!」と思うような、好きな味や香りの歯磨き粉を選んであげましょう。
いちご、ぶどう、メロン、ピーチなどのフルーツ味は、子どもに大人気です。
最近では、チョコレート味やプリン味など、ユニークなフレーバーも登場しています。ミント味が苦手な子には、ミント感がほとんどないタイプや、甘みのあるミントフレーバーを選ぶと良いでしょう。
子どもと一緒にドラッグストアに行って、どれが良いか選ばせてあげるのも、歯磨きへのモチベーションアップにつながりますよ。
3. 研磨剤の有無
研磨剤は、歯の表面の汚れを落とす効果がありますが、子どもの薄いエナメル質を傷つけてしまう可能性もあります。
乳歯の時期や、まだうがいが十分にできない時期は、研磨剤が入っていないか、ごく少量しか入っていない歯磨き粉を選ぶと安心です。
歯に色素沈着が気になる場合は、歯科医に相談の上、研磨剤入りの歯磨き粉を検討するのも良いでしょう。
しかし、基本的には子どもには研磨剤無配合または低配合のものがおすすめです。
「楽しい」雰囲気作りをして子どもが歯磨きしやすい環境を
歌を歌いながら:歯磨きの歌を歌ったり、好きな音楽をかけたりして、楽しい雰囲気を作りましょう。
ごっこ遊び:「歯のバイキンマンをやっつけよう!」など、子どもが興味を持つようなストーリーを作ると、遊び感覚で歯磨きができます。
褒めて伸ばす:少しでもできたら「すごいね!」「ピカピカになったね!」とたくさん褒めてあげましょう。
歯磨きグッズを子ども仕様に!
好きなキャラクターの歯ブラシやコップ:子どもが自分で選び、お気に入りのものを使うことで、歯磨きへのモチベーションが高まります。
歯磨きカレンダー:歯磨きができたらシールを貼るカレンダーは、子どもの達成感を高めます。
仕上げ磨きは「優しく、短時間で、しっかり」!
子どもが嫌がる原因の一つに、無理やり口を開けさせられることがあります。
膝の上に寝かせたり、抱っこしたり、子どもが安心できる姿勢で磨いてあげましょう。
短時間で効率よく磨くことを意識し、奥歯や歯と歯茎の境目など、むし歯になりやすい部分は特に丁寧に。
無理強いはしない!
どうしても嫌がる時は、一旦中断して、少し時間を置いてから再チャレンジしましょう。
歯磨き=嫌なこと、というイメージをつけさせないことが大切です。
「今日は上の歯だけ磨こうね」など、目標を小さく設定するのも有効です。
親も一緒に歯磨き!
大人が楽しそうに歯磨きしている姿を見せることで、子どもも「歯磨きって楽しいんだ」と感じるようになります。
親子の歯磨きタイムを習慣にしましょう。
忘れちゃいけない!歯磨き粉以外の重要ポイント
歯磨き粉選びも大切ですが、それだけでむし歯が完全に防げるわけではありません。
適切な歯ブラシ選び:子どもの口の大きさに合ったヘッド、柔らかい毛の歯ブラシを選びましょう。
正しい磨き方:歯科医や歯科衛生士から、年齢に合った正しい歯磨き指導を受けることが大切です。
食生活:おやつやジュースの与えすぎに注意し、ダラダラ食べを避けるなど、食生活の改善もむし歯予防には不可欠です。
定期的な歯科検診:3ヶ月~半年に一度は歯科医院で定期検診を受け、フッ素塗布やクリーニングをしてもらいましょう。
早期発見・早期治療は、むし歯の進行を防ぐ上で最も重要です。
まとめ
子どもの歯は、未来の健康の土台です。
毎日の歯磨きは、その土台をしっかり築くための大切なステップ。
適切な歯磨き粉を選び、歯磨きを楽しい習慣にすることで、お子さんの歯をむし歯から守ることができます。
今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひお子さんにぴったりの歯磨き粉を見つけてみてください。
そして、焦らず、根気強く、お子さんの成長に寄り添いながら、親子で楽しく歯磨きに取り組んでいきましょう。
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