大切な歯を守ろう!子どもの歯の怪我と対処法
お子様が元気に遊んでいる姿を見るのは嬉しいものですが、その分、怪我のリスクもつきものです。
特に、歯はむき出しになっている部分なので、転倒や衝突などで怪我をしやすい箇所です。
もしお子様の歯が怪我をしてしまったら、保護者の方は慌ててしまうかもしれません。
しかし、適切な応急処置を知っていれば、落ち着いて対応することができます。
子どもの歯の怪我の種類
子どもの歯の怪我は、大きく分けて以下の4種類があります。
歯の破折(はせつ)
歯が欠けたり、折れたりする怪我です。程度によって、表面のエナメル質だけが欠ける軽度なものから、神経(歯髄)まで達する重度なものまであります。
歯の脱臼(だっきゅう)
歯がぐらぐらしたり、本来の位置からずれたりする怪我です。完全に抜け落ちてしまう場合もあります。
歯の陥入(かんにゅう)
歯が歯茎の中にめり込んでしまう怪我です。
歯の変色(へんしょく)
歯を打った後に、歯の色が変わってしまうことがあります。
怪我をした時の応急処置
お子様の歯が怪我をしてしまったら、以下の手順で応急処置を行い、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。
落ち着いて状況を確認
まずは落ち着いて、お子様の状態を確認しましょう。出血の有無、意識の状態、他に怪我をしていないかなどを確認します。
出血がある場合
清潔なガーゼやティッシュで圧迫止血します。大きな外傷がある場合は近くの病院を受診しましょう。
歯が欠けた場合
欠けた歯のかけらを牛乳か生理食塩水に浸して保管し、歯科医院に持参してください。
かけらがなくても、歯科医院で適切な処置が可能です。すぐに受診しましょう。
歯が抜けた場合
抜けた歯をできるだけ早く見つけます。
歯の根の部分(歯根)には触らないように、歯の頭の部分(歯冠)を持ちます。
牛乳か生理食塩水に浸して保管します。牛乳がない場合は、お子様の唾液の中に浸しても構いません。
できるだけ早く歯科医院を受診します。抜けた歯を元の位置に戻せる可能性があります。
抜けた歯が見つからない場合もなるべく早く歯科医院を受診し、歯科医師の判断を仰ぎましょう。
歯がぐらぐらしていたりめり込んだりしている場合
無理に触らず、そのままの状態で歯科医院を受診します。
抜けた歯を扱う場合に気を付けるべきポイント
以下のポイントに気を付け、なるべく早急に歯科医院に行きましょう。治療の成功率は、受診までの時間が短いほど高くなります。
水道水で洗わない
抜けた歯を水道水で洗うと、歯根表面の細胞がダメージを受けてしまう可能性があります。
乾燥させない
抜けた歯は乾燥に弱いため、必ず液体に浸して保管しましょう。
歯の怪我の予防
日頃から以下のことに気を付けることで、歯の怪我を予防することができます。
安全な環境で遊ぶ
遊ぶ場所の安全を確認し、危険な場所では遊ばないようにしましょう。
スポーツをする際はマウスガードを着用
スポーツの種類によっては、マウスガードを着用することで安全性が高まる場合があります。お子さまのマウスガードをご希望の場合は歯科医院へご相談ください。
自転車に乗る際はヘルメットを着用
転倒時の衝撃を和らげます。あごパッドがあるものを付けるようにしましょう。
食事中の注意
硬いものを噛む際は、ゆっくりと噛むようにしましょう。また、お子さまの歯が乳歯から永久歯に生え変わりのタイミングでは特に硬いものを食べる時は気を付けるようにしましょう。
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お子様の歯の怪我は、保護者の方にとって心配事の一つです。
しかし、適切な応急処置を知っていれば、落ち着いて対応することができます。
万が一の際には、迅速に対応し、できるだけ早く歯科医院を受診するようにしましょう。
そして、日頃から予防に努め、お子様の歯の健康を守ってあげましょう。