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毎日歯磨きしても虫歯になる?見過ごされがちな習慣

「朝晩しっかり歯を磨いているのに、どうしてまた虫歯ができてしまったんだろう…」

そう悩んでいる方は少なくありません。実は、虫歯の進行は「磨き方」だけでなく、「いつ」「何を」「どのように」食べているか、そして日々の「口内環境」に大きく左右されます。

この記事では、あなたの虫歯リスクを高めている可能性のある「無意識の習慣」に焦点を当て、今日からできる具体的な対策を徹底解説します。


1. 歯を「酸性」に保ってしまう!危険な食習慣チェック

虫歯菌(ミュータンス菌など)は、食べ物に含まれる糖分を分解し、強い「酸」を出します。この酸が歯の表面のミネラルを溶かすこと(脱灰)で虫歯が始まります。

重要なのは、口の中が酸性に傾いている「時間」をいかに短くするかです。

1-1. 「ながら食べ・だらだら飲み」の落とし穴

私たちの口内には、酸性に傾いた状態を元に戻す「唾液の力(緩衝作用)」が備わっています。通常、飲食後約30分で唾液が酸を中和し、歯の修復(再石灰化)が始まります。

しかし、以下のような行為は唾液による修復の機会を奪います。

  • 仕事・勉強中のアメやガム(砂糖入り):常に口内に糖分を供給。
  • ちびちび飲むスポーツドリンクやジュース、カフェオレ:数時間かけて飲むことで、酸性状態が持続。
  • 夜食や寝る前の飲食:寝ている間は唾液の量が減るため、酸が中和されにくい。

【対策】 飲食は時間を決めて「メリハリ」をつけましょう。水分補給は水やお茶にし、間食は短時間で済ませることを心がけてください。

1-2. 歯に「ネバネバ」が残る食品は要注意!

歯の溝や歯間にべったりとくっつきやすい食品は、歯磨きをしても残りやすく、虫歯菌に長時間エサを与え続けることになります。

  • キャラメル、グミ:粘着性が高く、歯の溝に入り込む。
  • ドライフルーツ:砂糖が凝縮されており、ネバネバしやすい。
  • カステラ、クッキー、ポテトチップス:細かいカスが歯間や奥歯の溝に残りやすい。

【対策】 これらの食品を食べた後は、すぐに水で口をすすぐか、いつもより丁寧に歯磨きを行いましょう。

1-3. 砂糖不使用でも安心できない「酸」の攻撃

「甘くないから大丈夫」と思っていても、酸性の強い飲食物は、歯の表面のエナメル質を直接溶かす「酸蝕症(さんしょくしょう)」のリスクを高めます。これは虫歯とは違う歯のダメージですが、歯を弱くします。

  • 炭酸水、炭酸飲料
  • 柑橘系のジュース(オレンジ、グレープフルーツなど)
  • お酢ドリンク、ワイン
  • レモン水

【対策】 酸性飲料を飲む際は、だらだら飲まず短時間で済ませる、ストローを使って歯に触れる時間を減らす、飲んだ直後に水やお茶で口をゆすぐ、などの工夫が有効です。

飲んだ直後の歯磨きは、溶けたエナメル質を傷つける可能性があるため、30分程度時間をおきましょう。


2. 虫歯菌が繁殖しやすい「口内環境」を作る習慣

日々の生活習慣が、あなたの口の中の防御力(自浄作用・修復力)を下げている可能性があります。

2-1. 「磨いたつもり」になっているブラッシング

「毎日歯磨きしている」ことと、「汚れがしっかり落ちている」ことは別問題です。特に以下の部分は磨き残しが多く、虫歯リスクが高まります。

  • 歯と歯の間:歯ブラシの毛先が届きにくい。
  • 歯と歯茎の境目:プラーク(歯垢)が溜まりやすい。
  • 奥歯の溝や裏側:複雑な形をしており、ブラシが当たりにくい。

【対策】 歯ブラシ(面)だけでは不十分です。必ずデンタルフロスや歯間ブラシ(点)を併用し、「点」と「面」の汚れを徹底的に除去しましょう。また、奥歯の溝にはタフトブラシも有効です。

2-2. 唾液の力を奪う「口呼吸」と「乾燥」

唾液は「天然の薬」です。食べかすを洗い流し、酸を中和し、歯の修復を助ける最強の防御システムです。

しかし、口呼吸の習慣があると、口内が乾燥し、この唾液の自浄作用が著しく低下します。特に、前歯の裏側などは乾燥によって弱りやすく、虫歯や歯周病菌が増えやすい環境になります。

【対策】 意識して鼻呼吸を心がけましょう。乾燥しやすい夜間は、加湿器の使用や、歯科医師に相談して保湿剤(ジェルなど)の利用も検討しましょう。また、唾液腺マッサージで唾液の分泌を促すことも有効です。

2-3. 歯科医院で定期検診を受けないリスク

どんなにセルフケアを頑張っても、歯ブラシでは落とせない「歯石」や、強力な細菌の膜「バイオフィルム」は必ず蓄積します。これらは、虫歯や歯周病の原因菌の温床となります。

歯科医院での定期的なプロのクリーニング(PMTC:Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、これらの固着した汚れを徹底的に除去し、口腔内の環境をリセットします。さらに、定期検診では初期の自覚症状のない虫歯を早期に発見・対処できます。

【対策】 3〜6ヶ月に一度、歯科医院でプロのクリーニングとチェックを受ける習慣をつけましょう。


まとめ:今日からできる「脱・虫歯体質」へのステップ

虫歯になりやすい習慣は、ほんの少しの意識と行動で大きく改善できます。以下の3つの習慣を身につけることが、「一生涯自分の歯でいる」ための鍵となります。

  1. メリハリをつける: 飲食は時間を決め、ダラダラ食いをやめる。水分補給は水やお茶を基本にする。
  2. 道具を使いこなす: 歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシで磨き残しをゼロにする意識を持つ。
  3. 定期的に守る: 3〜6ヶ月に一度、歯科医院でプロのクリーニングとチェックを受け、口内環境をリセット・維持する。

これらの習慣を身につけて、今日から「虫歯に負けない強い歯」を育てていきましょう!

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